#2 日本製のシルク製品は、糸もシルク?

「日本製」のシルク商品、やはり品質に安心感がありますよね。

かつては日本の養蚕・製糸産業は盛んでしたが、今では養蚕農家も減少してしまい、日本製の糸は大変貴重なものになってしまいました。

絹糸の世界流通量の90%を中国が占めていることからもわかるように、今、日本で出回っている絹製品のほとんどは、中国産の繭から取れた糸をつかっています。「日本製」とあっても糸は「中国製」のものが多いのです。

「中国製」のシルク製品もよく見かけます。

シルク生地は滑るため、縫製はとても難しく、日本の工場では断られてしまうことも・・・

シルクマルベリーの下着も「中国製」のものもありますが、縫い代の始末など、とてもきれいに仕上がっています。

シルクの縫製に優れたお針子さんが多いのも、絹生産国1位の中国なら納得ですね。