#1 高いシルクと安いシルク
同じシルクのインナーでも、お店や商品によって価格の違いに驚いたことがあるのではないでしょうか?
同じシルク100%と書いてあるのに、この価格の違いは何なのでしょうか?
シルクの糸の品質はもちろんですが、使われている絹糸の種類によって、大きく違いがあります。
繭から繰り出された長い1本の糸からつくられる生絲(きいと=フィラメントシルク)は、着物にも使われていることからわかるように、高級品です。貴重な糸のため、比較的高価格になります。ツルツルとした肌触りで一般的に「シルク」といってイメージするのはこの糸をつかったものではないでしょうか。ファインタッチシリーズは、この糸を使っています。
比較的お手頃価格で提供されているのは、絹紡糸(けんぼうし=スパンシルク)を使ったもの。短い糸で紡績してあるため、毛羽たちがあり、綿のようなふわふわした肌触りが特徴です。スパンシルクシリーズはこの糸を使っています。
シルク糸の種類はこちらでもご紹介しています。
シルクの持つ吸湿性、保温性等の特性はあまり変わりませんが、シルクの糸の種類とその品質で肌触りには大きな違いがあります。ぜひ、シルクインナーを選ぶときの参考にして下さい。
